TOP > 友愛ヘルパーステーション 日記 > 口の中を綺麗にしよう:口腔ケア
皆さんは、1日2~3回、歯を磨きますよね。
また部分入れ歯・総入れ歯の方は、
入れ歯を外して、洗いますよね。
これは、清潔を維持する上で、大切な習慣ですよね。
また、口をきれいにする事で
「健康」も維持することができるんです。
それは、口の中は、食べ物の残りカスなどがあると
雑菌が繁殖してしまうからです。
そして、その雑菌が肺などに入ってしまうと
抵抗力が落ちている高齢者の方は、
肺炎(誤嚥性肺炎など)を
起こしてしまう、可能性もあるのです。
口の中を綺麗にして
スッキリ!気持のよい生活を送って下さいね。
今回は、
ベッド上での歯磨き方法を
書いてみますね
[準備物]
・歯ブラシ
・歯磨き粉
・水の入った吸い飲み又はコップ
・洗面器
・浴用タオル
・クッション
[手 順]
①声をかける。(歯磨きをすること)
②ベッドの背もたれを40度位上げ、
横向きに寝てもらう。
③背中の下に、クッションなどを入れる。
これは、体を安定させるためです。
④首のまわりに、タオルを巻く。
⑤水を口に含ませる。
・吸い飲みの場合
口角から水を注ぎ入れます。
・コップからの場合
コップをしっかり唇に押し当て
水がたれないように注意する。
⑥数回、クチュクチュとして、
水を口の中に行き渡らせる。
⑦歯ブラシに歯磨き粉をつけて磨く。
この時、歯磨き粉は「コメ粒程度」の量でOKです。
歯磨き粉が多いと、泡がたくさん出て、
その泡で喉を詰める方がいらしゃるので、
歯磨き粉は少量で。
⑧口をゆすぐ。
⑨口の中をチェックする。
・食べ物が口に残っていないか
(特に麻痺があり麻痺側に残りかすがたまることが多いので)
・傷はできていないか
(歯ブラシで傷は付けていないか)
・残りの歯の本数など
(歯磨きの最中に歯が抜けてしまう方もいるので要注意)